やまねこ登山録~人生詰んでる人が富士山頂上を目指すだけの話のその後~

仕事(ブラック)にもプライベート(独身ボッチ)にも負けず…登山素人ながら富士山に登り終え、その後の登山日記。まだ見ぬ絶景とネコを求めて、関西を中心にふらふらといろんな所へ行っています

南アルプス縦走記 第3章 その高き頂へ

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いよいよ北岳登山道に突入!

 

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うおお。マジで道しるべに北岳って書いてある!←当たり前や

なんか、来ることすらできるのか分からなかったこの山にいよいよ突入した喜びをかみしめながら、私は一歩一歩足を進める。

 

立ち向かうその一歩ずつが君の勇敢さの勝利だった

↑黙れ菅田ニワカ

 

セオリー的には大樺沢の方から登るのが筋なんですが、

せっかくの予約をキャンセルしてしまった白根御池小屋を見ておこうと、そっちのルートで北岳山頂を目指します。

(なんか、前の大雨の時ルートが崩壊したとかいう噂もありましたし…)

 

 

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ちょうど標高的にも、氷ノ山の登山道に近い感じかな。

 

でも、兵庫県では見れないお花や植物がいっぱい

 

いやー。やっぱり登山は楽し………

 

 

 

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

 

いや、暑いよ!!!!

↑まあ落ち着け

 

 

 

ぜえ……ぜえ……

いや、何がヤバかったかって、これなんですよ。

標高2000mくらいになれば、ここ最近の異常な暑さも少しは収まるのかなーとか、気楽に考えてました…

が、しかし!

日が昇るにつれて、ぐんぐん上がる気温。

加えて、このひたすら上り坂の続くこの急登!

高度による温度補正、まったく機能せず!

 

殺す気かーっ!!

↑竜ちゃんも、とりあえず帽子を拾え。

 

 

 おのれ…北岳

つまり手前は選ばれたエリートのみが登る山←そんな事はない

すでにフラフラ、ド素人たる俺は登山道を登る資格すらないって事か…←昨夜食い過ぎで朝飯食ってないお前のせい

素直に諦めて帰れと…←いや、暑いだけでそんな

 

上等だよ!!

 

バババ…(長袖から半袖になる為、上半身衣服を脱いでいます。なぜかと言うと、この日は長袖シャツを半袖の下に着るという極めて登山には非効率な服装をしていたから)

↑100%いらない情報

 

そんなわけで、憧れの北岳登山道で上半身を脱ぎ捨て←おまわりさんこのry

 

半袖になった事が功を奏したのか、調子はかなり戻る

 

???「なりふり構わなければまだまだ行ける事が分かったからな!フリ〇ンになっても走り続けてやるぜ!他人のフリするなら今の内だぞクラピ〇!」

↑筆者の人生だいたい他人

 

そんなわけで、私もレオリ〇を見習っていくとしましょう←でも下は脱ぐなよ

 

 

 

そして、私はいろんな人のブログを読んでるから知っている。白根御池小屋の直前にとんでもない急登が待っているのだ。(もちろんその後の草すべりも急登だが)

 

そこに体力のピークを持ってくるように、時間と距離を調整しつつ……

 

 

しつつ……

 

 

 

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あれ?

着いちゃった。あんまり情報を先に入れすぎるのも良くないですな

なんか小屋の直前で急に平坦な道になってきっと、そこからもう一段急な登り坂になると思ってたのに…そのままゴールしてた

(恐怖の正体は己の瞼うんぬん…)←そのネタ好きやな

 

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そんなわけで、白根御池小屋の前で一休み…

暑いんだけど、なんと、アルプスの天然水が汲み放題!

チップ制のトイレは完全水洗と、なんとも素敵な小屋

本当に、北岳に来るなら、この小屋で一泊して次の日頂上を目指せばかなり楽に北岳山頂を目指せる。なんて良い山小屋なんだ!

(予約をキャンセルした後ろめたさから若干ステマ気味)

 

でも、予約前日にキャンセルの電話を入れようと思ってたら、向うから電話してきてくれて、予約の確認してくれた上、登山道の情報とかバスの事とか詳しく教えてくれて。本当にありがたかった。

まあ、さすがは、南アルプスを代表するの山小屋と言ったところですよ…

 

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 あれが北岳?とか思ったけどどうやら、違うらしい。

 

充分に休息して、食欲が回復した所で遅めの朝ごはんをようやく接種

なんとか回復して、私は草滑りへと歩みを進めた

 

そう、今回俺は学んだ

あまりに暑いと標高高くても涼しくはならないと言う事を

←今更だけど三谷幸喜の小説(絵本)ネタなんですよ。これ