そんなわけで、私もいよいよ、本格冬山デビューです(低山ですが
先日、アイゼンを使ってみて、上々の戦果
それに味をしめ、さっそく今日、意気揚々と向かったのが…
やっぱ、神戸から榛原まで遠かった…
バスの時間入れると往復で5時間近くかかる…
あまり、しょっちゅうは行けない山ですね
天の声「え?関西の何って?
ま…マッターホルン
天の声「マッターホルン……標高4478m…
高見山、1248m…
天の声「アルプス、三大氷壁…
天の声「初登頂は1875年…
もうやめて…
さて、気をとりなおして、この山は霧氷が有名ですね
青空に映える霧氷の写真は、どれもとても美しい…
見れるといいなあ
天気予報の気温はマイナス5℃…ヤバイ
先週のマイナス13℃よりはマシですがね。
なんか、あれですよね。マイナス5℃もマイナス13℃も氷点下になったら、あんまり変わらないような気がするんですが、
実際8℃の違い
非雪国民の感覚で気温30℃と22℃って言ったら、えらい違いですよね…
やっぱ、先週はパスして正解だったか
今回は、この私、本格冬山初挑戦…(低山のね
アイゼンも準備万端…って、言っても、登山口付近は雪が殆どなくって、逆にすごい不安になりましたが
冬用の登山ギアは殆ど持っていないので、今日はヤマノススメの唐松岳編を参考に、フリースの上に、レインスーツを着る…という、代用ハードシェルで臨みました
あれですよね。持ってないんで、よく知らないんですがハードシェルって、
これを一着で着れるれるようにまとめた物だと思ってるんですけど(←多分違うだろ
案の定、榛原駅で霧氷バスを待っている時、自分だけ、素人丸出しスタイル…
みんな、いいブランド着てるなあ
まあ、いいんですよ。登山はギアじゃ無い(←良いギアは安全登山への第一歩です
(←あ、でも意外にも、同じレインスーツで来てる人は2人いましたよ。同士よ←絶対嫌がる
冬用のハードシェルを買う日も近そうな私でした
さて、話は登山道へと戻ります
序盤は緩やかな上り坂が続きます
道が凍ってるところもちらほら…まあ、この辺は余裕ですね。
快調に飛ばします
こんな感じで、道が完全に雪と氷で閉ざされた感じになった所で、アイゼン装着
登りで使うのは初めてでしたが、それも特に問題無し
ザクザクと歩きます
なんか、アイゼンで氷の上を歩く感覚ってクセになりませんか?(そうか、俺だけか
霧氷……、そして、天気……
これは、もうダメか…
でも、まあ、冬山の訓練の一環って事で納得しとくか
って、いうか、この山、何気に傾斜がごっついキツイ
iPhoneの、万歩計機能?で登った階段を階数で見れるのありますよね。
あれで、今日は240階、いってました
六甲山に例えると、ロックガーデンコースで170階くらい
240階だと、全山縦走コースの西半分くらい(登りのみね)に相当します
それを、頂上までにかかった1時間ちょっとの間で登ってしまうわけですから…
まあ、時間が短いんで、体力的には余裕なんですが
しかし…頂上に近づくにつれ、だんだん風の音が強くなってくる
霧氷が出来る山なんて、風が強いに決まってるんですが…だんだんと寒さが洒落にならなくなってきました
いつもは念のために装着していた、ネックウォーマとか、フードとかグローブとか…
今日は、気が付いたらガチの寒さが原因で使ってました
お、霧氷が良い感じに…と、思ってたら、ここでアクシデント発生
今まで、充分に電池が残ってたのに、携帯が電池切れ表示になり電源が落ちる…
あれ?しっかり充電できてなかったか?と思い、とりあえず持ってきた予備バッテリーで充電…しかし、一向に充電が進まない
あ、これって…噂に聞く、寒冷地では、バッテリーの持ちが極端に落ちるってあれ?
えー
もうすぐ頂上なのに、写真無しかよ……
しかし、そこで思い立つ。そうだ、今日はカイロをいっぱい持って来てたやん!
寒いですからね
恐るべし、黄天化…じゃなかった氷点下!(←突っ込めないボケやめろや
そんなわけで、一つ袋を破き携帯と一緒にポケットに入れる
すると、10分ほどで充電が40パーセントくらいに回復して、携帯が動作し始めました
いやー。一安心。しかし、次回からは、これの対策も考えないとな
ってわけで、山頂に到着
天気はあいにくでしたが、遠くの山まで見渡せて良い景色でしたよ
霧氷も写真じゃ解りにくいんですが、まあまあ…楽しめるレベルでキレイでした
まあ、真の姿はまた来年以降って事で良いでしょう
しかし……
写真をとってると数分で手が真っ赤に…
し…しもやけになる……っていうか、凍傷になる…
そりゃ、そうですよね、気温が氷点下なら常に氷が触っているようなもの…(←厳密には違いますが
とにかく、避難小屋に逃げ込み、持ってきたお湯でコーンスープを入れて、昼食タイム
このお湯だけが、本当に今日一日の生命線でした
ふ…普賢真人よ…ちょっと、電気分解でこの雪…消せないものかね…
タイトル通り、寒氷陣の恐ろしさが解った登山でした(←封神演義ネタです
※…ちなみに、普賢真人は原作封神演義では話の後に仏教サイドに渡り、菩薩となりました。同じ崑崙十二仙の文殊広法天尊も同様に菩薩になってます。
お釈迦様の両サイドを固める、普賢菩薩と文殊菩薩(三人寄ればの人)はこの二人と同一人物だ……っていう、厨二病真っ最中時代(←いや、今でも厨二やん。お前)に調べたオタク知識でした(←異様に世界の宗教とか伝奇伝説に詳しい、キモイヤツっていましたよね。それ、私
そして、この寒さ…とても長時間、山頂にはとどまれない
ある程度、景色を堪能したら、すぐに、出発…
下山後にはある楽しみが…
そう、三峰山と高見山…どっちにしようかと、直前まで迷ってたんですが
決め手になったのは、高見山は下山後に温泉に入れるっていう利点があること…
この寒さで冷え切った体に温泉…絶対気持ちいい!
みんな冬山ペースだから、他の登山者たちのペースは遅い
一気に下れば、まだ人の少ない内に温泉にドボーンできる
温泉…入るぞ!
ゆるキャン5話のリンちゃんののりで…
一気に下山そして…
おい、マジか…
一瞬焦りました。一瞬焦りました
そんな所までリンちゃんと、一緒なのかと…
しかし、使えないのは、露天風呂だけで、屋内の風呂には入れるとのこと。内風呂ってのは宿泊者限定って意味だけじゃないんですね。何気に知らなかった
そんな訳で、待望の温泉にじっくり浸かる
もう、悪霊が除霊されていく感覚(←悪霊に取り憑かれた事も除霊された事無いんやろ。もうええっちゅうねん
気持ちよかった…
出てくるとロビーのテレビでフィギアスケート男子FPの真っ最中、しかも羽生君の順番まであと3人
帰りのバスは15時の予定なんで、ちょうど良い時間
風呂上がり、心身ともにリフレッシュした状態でのんびりと、羽生君(並びに宇野君)の雄姿を見て帰りました
結果がアレでしたからね。登山よりも楽しめたかもしれません
羽生君、凄かったですよね。ちょうど、彼が演技を始めるくらいの時間に吹雪のように外で雪が降り始めて、なんか彼のヒーローオーラを感じましたよ
さて、封神演義やら羽生君やら(あとゆるキャン△)で最後話が脱線しまくりましたが
(15時前まで、暇なんでそんな妄想ばかりしてました)
羽生君も含めて、雪と氷を心ゆくまで堪能し、冬山の楽しみを味わいまくった登山でした
次の冬山は…
素人スタイルでなく、ちゃんと冬用ギアをそろえる(特に山頂で停滞中の寒さを緩和する対策を練る
携帯電話の電池対策を練る
できれば、チェーンスパイクを買うとか、アイゼンの刃に負担をかけない歩行を心がける…
その辺を考えながら登ってみる事にします
次は晴れるといいなあ