やまねこ登山録~人生詰んでる人が富士山頂上を目指すだけの話のその後~

仕事(ブラック)にもプライベート(独身ボッチ)にも負けず…登山素人ながら富士山に登り終え、その後の登山日記。まだ見ぬ絶景とネコを求めて、関西を中心にふらふらといろんな所へ行っています

六甲全山縦走大会4 ~激闘~困難を乗り越え、あの場所へ

5.混迷

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掬星台に到着

ここ最近来たときはずっともやってたのに、今日はくっきりとホンマにきれい

ありがとう高取山……

 

 

が……

二つ目のチェックポイントであるここで押印した私は

へなへなと地べたへ座り込む……

腹減った。まずはメシだ

そして、長い登り坂を登ってきた足がもう、パンパン

誰だよ、今の俺なら摩耶山ごとき余裕とか言った奴……

(↑いや、お前だよ。慢心にもほどがあった

メチャクチャキツカッタ

メチャクチャキツカッタ

(大切な事なので2回…

1、気温が結構上がってきたので水をかなり飲んで、かなり汗をかいた

2、そして、渋滞が無くなった分、この辺りを歩いている参加者は、かなり登山慣れした人ばかりなのだろう。結構なペースで坂道を飛ばす。渋滞の感覚が残っているから、彼らのペースについ合わせてしまい、オーバーペースになっていしまう。

 

以上、2点がこの疲労の原因だろう

 

そして、昼飯を遅くしたせいで

軽いハンガーノック状態

少し休憩しないと……

ちょっと、よく出来たと思ったら調子にのって痛い目にあう

何気にこの時まで、ちょっと、俺登山スキル上がってるんちゃう?とか思ってただけに結構恥ずかしい

まるで人生のような縦走路

しかし、こっから、まだ25キロくらいあるんだよな……ゴールまで……

 

食事は終了、20分弱休憩し

フラフラが落ち着いたところで

完全回復には至らないが、ひとまず歩き出す

そう、不死鳥は(以下略

 

ここから、しばらくは、所謂、山上エリア

道の起伏もだいぶマシになるし

アスファルト道路を歩ける所が多いので

負担も軽い(車に注意

それでも、登山道部分は、ここまで歩いてきた足にはジワジワダメージが蓄積するのだけど

 

 あれ?

歩き始めはまだ少し筋肉が張っていたが

少し歩くと何故か、ましになってきた

道が良かったのか、食事をしたのが良かったのか

アミノバイタルのおかげなのか

 

高機能タイツ「たまには俺の事も話して」

 

あ、うん。タイツも多分効いてたと思うよ

(↑扱いひどくね?

 

自分のペースをしっかり保ち

早い人が後ろに来たら、無理せず道を譲る

ようやく縦走のペースをつかめて来た感じだ

 

そして、私はあの場所へ辿りつく

 

6.屈辱の地

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遠くに見えるは六甲枝垂れ

一般観光客でにぎわうここ……

六甲ガーデンテラス

前にも書いたが、ここは交通機関を使って下山できる縦走最後の場所

こっから、先でリタイアしたくなっても、もう約15キロ(適当)近く先の宝塚まで歩き切るか

途中でここまで引き返してくるくらいしかない

有馬温泉までなら一時間くらい歩けば下山はできるんだけどね

その誘惑は多くの縦走者を葬ってきただろう

 

前回のリタイアポイントだ

このリタイアはかなり精神的にダメージを受けた

もう、何べんも書いてきたけど、ホントに、

あの後、ココを通るたびに、あの屈辱が思い出されて惨めな思いになったものだ

 

あの時は確か16時前くらいだったかな……

今日の時間は……15時ジャスト……

 

 

体力や筋肉痛関節痛も問題ない

よし……大丈夫。確実に前回よりも成長している

恐怖が無いわけではない

あのリタイアは今までの山行で一番距離をあるいた山行だ

即ちこっから先は完全に未知の領域

体にどんな異変が起きるか解らない……

 

敵の正体を見極めよ、恐怖の正体は…(以下略

 

師匠「略すんなよ

 

もう、答えなど、最初から一つしかない

今こそ、あのトラウマを払拭するチャンス

縦走を続行する

そう、不死鳥は何度でも甦るのだから

 

師匠「こっちは略さんのかい

 

そして、私は3本目のアミノバイタルに手を伸ばす

 

 

???「バカな3本目だと……これ以上、使うと体がもたんぞ!?

※↑用量内です

 

つづく