やまねこ登山録~人生詰んでる人が富士山頂上を目指すだけの話のその後~

仕事(ブラック)にもプライベート(独身ボッチ)にも負けず…登山素人ながら富士山に登り終え、その後の登山日記。まだ見ぬ絶景とネコを求めて、関西を中心にふらふらといろんな所へ行っています

久々に全山縦走を…(西半分を歩く)

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綺麗ですね

彼岸花

今日の登山コースのいたる所で咲いていました

まあ、彼岸の時期に咲くから彼岸花なんでしょうが

なんか、名前から「あの世」的な感じがして

怪しい魅力を醸し出す花です

 

で、なんでイキナリ、花の写真から出したかと言うと…

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天気が悪い………

そう、花くらいしか撮れた写真が無くってさ

 

 

 

って訳で…

久々に、全山縦走コースを歩いてきました

なんで、天気の悪い日にわざわざ……

勿論、この冬に再挑戦する為の下準備です

 

adera.hatenablog.com

 

とりあえず、一か月くらい色々やってみようと思ってます

まずは、自分の今の戦力をしる為、

とりあえず、半分、歩いてみた次第

 

しかし………暑い………

あれ?さっき曇って無かった?

もう、秋だよね。なんで、こんな……

水をガバガバ飲んで

アホみたいに汗かいて

フラフラしながら、25キロのコースを進む

 

 

ってわけで…

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この辺で、もうバテた…

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相変わらず、ウンザリするような

菊水山を経て、

足を引きずるように、新神戸駅へ…

 

 

おい、これ、半分だぞ!

マジで、本番大丈夫だろうな…俺…

 

まあ、トレーニングしていくしかないんで…頑張るかー

 

 

今日は、全山縦走の話を少々…

まあ特定されて困る事は書きませんが

念のため虚実混ぜて書きますので

全てフィクションとしてお楽しみ下さい

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これは、以前撮った写真

全山縦走の出発点

須磨浦公園駅には、休日ともなると、

様々な登山客が通る

本日も、電車を降りると何人かがウォーミングアップを始める

 

まあ、大体が全山縦走コースを行く人々だ、走ったり歩いたりペースは人それぞれ…

 

今日、8時ごろ…私と一緒に電車を降り、同じようなペースで歩いた人間は4人いた…

 

 

いずれも男性の単独行(当然、他にも人はいたが、あくまで同じペースの人たち

こういう人達とは、長い登山コースを一緒に歩くため、

何度も顔を見るので自然に顔を覚えてしまう

 

 便宜上、彼らを履いていたズボンで

短パン、トレパン、Gパン、スポルティバと呼称する(一つ、ズポンじゃねえ…

 

短パンは、50代後半くらいのおじさんである

後ろから、追いかけている時は、もう少し若いと思っていた

なぜなら、その短パンから突き出た二本の足はかなりの筋肉質、そして太い

(短パンを履いてるのに、足には高機能タイツを履いていない…おそらくは、登山の初心者か、あまりトレンドを気にしない古い登山者か…)

体も相応に肩幅が広く、それでいて太っている印象を与えない

多分、ラグビーの経験者だろう(←すべて妄想

 

短パンは、須磨浦公園スタート後、ずっと、すぐ前を歩いていた…

20分後くらい、旗振山を過ぎた地点で私が前にでる

しばらく彼の事は忘れ歩いていると、道は

高倉台という住宅地へ一度降りる

この時、長い長い下りの石階段を通るのだが

私はいつも、ここを、駆け抜けるように降りる

いろんな下り方を試してみて、これが一番楽だと思った

(人それぞれだと思うのでマネしないように)

今日も、スタスタをこの長い階段を駆け下りる

 

一番下まで降りて、前に誰もいないのを確認し

シュタッと軽くポーズをとる

下り階段の達人…今日も決まったぜ……

その時、後ろで物音が…

振り返ると、短パンが……

み……見られた……

 

え?階段の前、で結構差があったのに

っていうか、俺、かなり飛ばして降りたのに…

すぐ、後ついて来てた?

っていうか、死にたい…今すぐ…

 

……そんな気まずい思いをしながら、その後、抜きつ抜かれつ…

高倉台を抜けたとこにある縦走名物大階段…

 

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ここは、結構体力を使うので、階段の下で、軽くストレッチ…

短パンは颯爽と登っていった…が…

このあたり、一時的に太陽が登山者たちを容赦なく照り付ける

 

階段を登り切って道は、栂尾山山頂へ

そこで短パンは汗だくになって座っていた…先を急ぐ私は、そのままそこを歩いて行ったが………

彼を見たのはそこで最後だった。あの状態であの後どこまで行けたのか…

 

 

次はトレパン

トレパンはトレッキングパンツではなく、トレーニングパンツ

、学校の先生が昔よく来てた(今はしらん)ジャージの下っぽいやつ。紛れもなくトレパンである

登山専用のズボンを持ってないわけか…彼は40代くらいかな…

いわゆる中年太りが、服の上から解る、

まあ、トレパン履いてるのも登山に慣れてないからだろうし…

どうなんだろう…と思っていたら、須磨浦公園を出発すると同時にしばらく、一気に飛び出していき、姿が見えなくなった。

かなりのハイスピードである

(体型と登山レベルが比例しないことは、まれによくある)

彼を再び見たのは、丸山登山口から住宅地へ入ったあたり、コースの中盤くらいである

私が追い付いてきたってことは、かなりペースダウンしているのだろう。少ししんどそうだった

この辺、住宅地なんだけど、登り坂が結構急で実はかなりしんどい

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今日は昼飯を鵯越駅横の公園で食べる。食べているとトレパンがフラフラと追い越していった…大丈夫かな…と、思いつつ、食事を食べていると…

10分後くらいしてからトレパンが道を引き返してきた

引き返す?なんで?俺ケンカを売られる?とか、思っていたが理由はすぐわかった

あ、電車で帰るのね…

 

 

次は、Gパン

名前から、察せられるが、彼はGパンを履いている…

Gパンは登山ではNGの代表選手である

重くて硬いから動きづらく、汗や雨で濡れると水を吸ってさらに重さが増し、着心地も…

ネットでも何でも、登山を齧り始めたら、あらゆる所から入ってくる情報だ

まあ、今日の気候ならそんな影響はないのだろうが……

 

そんなGパンを履いている以上…もう、初心者だろう。そんなに長く歩かないんだろうな…と、思っていたら

こいつも結構なペースでとばす

まさか…登山慣れしているのに、敢えてGパンを履いているというのか…(←いや、何のためだよ。修行?

 

彼は全然ペースを落とさず

結局、菊水山の入り口付近で昼食をとっている所を追い越したのが最後だった

そこまで一度も私が前に立つ事は無かった…

なぜ、Gパンを履いてる人が、登山に慣れてたのか…かなり謎だった

 

で、最後のスポルティバ、彼はトレッキングランナーで、何故、走ってるのに私と同じペースなのかと言えば……

って、もう、長くなったからいいか…

 

 

 

 

やっぱ、オチも無いしまとまらなかった…

 

要は、そんなこんなで、いろんな人達が歩くなか、私もゴールを目指してるわけですよ

ずっと歩いてた人が段々減ってくるのは寂しいものです(まあ、私も今日は半分で帰りましたし

全コース歩こうなんていう、ガチ登山勢はもっと朝早くに出発してます

向うも私の事を仏頂面ぼっちとか、あだ名をつけてるかもしれない……

 

一人でもくもくと、歩いているようで、いろんなドラマがあるんだよっていう

ぼっちの話でした