七夕使用の須磨浦公園駅だぜー!
私の織姫はどこですか?
←そのネタはもう封印や
まあ、冗談はさておき(←冗談ちゃうやろ)一度豪雨の日があったものの、雨が降らない、週末が続いています。
どうせ雨がふるやろ…と、ずっと登山の予定を立ててなかったのですが、流石にこれだけインターバル空くとやべえな…と、思ってた所に、土日が晴れの予報…これは、何かせな…って事で、急遽、予定を立てたのが、この縦走路前半…。
歩いた事がある人ならわかると思うんですが、このコースは、思いつきで歩けるほど温いコースではありません。縦走の半分とはいえです。休憩無しで歩いても、6時間かかり、恐ろしいアップダウンの繰り返しです。
なぜ、こんなコースを選んだのかと言えば、もう夏の大型登山がすぐそこに迫っているからなんです。いや、今年は8月なんで、いつもよりは余裕があるのですが、それまでに一度キツイ登山をやって体を作っとかなあかんのです。
でも、俺の事だから、梅雨が明けたら明けたで暑い暑い言って登らない気がするし、これ、今やっとかなかったら、大型登山ぶっつけになるんじゃね?っていう、一抹の不安がよぎり、思い切って今日、このハードコースに挑んでみた次第です。
しかし、この時期のこのコースは嫌な思い出がありまして…
まだ、登山を始めて間もないころ…、富士山を登る前の景気づけに一杯歩いとくかってくらい舐めた気持ちで行ったら、あまりの暑さとコースのしんどさにヘロヘロになって、富士山の調整どころか逆に体にダメージを負ってしまったくらいの滅茶苦茶な登山だったんですよ。これ(3分の1とか書いてるけど、半分歩いてるしな)
まあ、もう7月ですが、土曜が結構涼しかったんで日曜も大丈夫だろうと…
思ってしまったのが運のツキ←成長ゼロやな。
須磨浦でネコに見送られ…(なんか目つきメッサ怖い)
紫陽花を眺めて出発
うん、景色の邪魔にならん程度に雲が出とる。日光当たらないし余裕やで…
ところが…
縦走名物大階段この頃になると気温がぐっと高くなってくる…
名勝馬の背…。え?もう、暑くてやばいんですけど…
なんかフラフラしてて、ここを通るのメッサ危なかった。
この時点でここまでしんどかった事って無くない?
この時、私のなけなしの登山直感が言いました…。今回はヤバイと…
須磨アルプスを乗り切ったら、慌てて登山ストックを伸ばします。
そして、自販機で多目に飲み物買って、万全の装備を整えます。
実際いつも2時間ジャストくらいで歩ける妙法寺まで、15分くらい余分にかかってしまいました。まあ、久々登山ってのもありますけど、暑さのせいに他なりません。←さらっと言い訳を混ぜるな
とにかく、今日はヤバイ…
撤退しても良かったのですが…。まあ、訓練やしギリまでやってみなアカンよなあ。
お前は涼しそうでいいな…。
来てしまいました、菊水山の麓…。さすがに今日この山に登ろうなんて人は体力自慢か、私みたいなバカだけでしょう←
ええ、そうです。妙法寺の後、高取山を越えて、魔の住宅地上り坂を越えて…もう、暑くってフラフラで死にそうで、とても写真を撮る暇は無かったのです。
直感は当たってました。
そして、何より恐ろしいのは、一番きつい、菊水山とその後にもう一つ鍋蓋山っていう、山を二つ越えないといけないっていう事実。
ちらっと横を見る…
ああ…いるよな…やっぱ、いる…(ひな祭り、面白かったよな)
恐ろしく急峻ではるか上まで続いている階段…
もう帰りたい…
しかし、ここまで来たら、もう歩き切るのが一番楽なんですよね…。仕方ない…
ってな感じで、ストックを強く握りしめて歩き始めます…
登り切ったー。もう、時計を見る余裕も無かった。
ようやく遅めの昼ごはんを食べる。
自分、結構食欲が落ちない事には自信があったのだけど、今日に限っては暑さで気持ち悪くって、なかなか食が進まなかった。
そして昼飯を強引にお茶で流し込んだら、最後の鍋蓋山へ…
今日は気温何度くらいあったのだろう…。もう、木立の中でもお構いなしの蒸し暑さ。水を飲んでも効果あるのか?って感じ…
なんとか、大龍寺の自販機でアクエリアスを買って、一命をとりとめた感じです。(今日飲み物、何本かったんやろ?)
そんなこんなで、命からがら新神戸まで歩き切りました。
布引の滝の上にある展望台から…すっかりいい天気(憎悪
そして、この時私の耳には聞こえてました。セミ…セミ兄貴…いやこれもう梅雨開けてるやろ…。
今日は帰ってからもしばらく、なんか、暑さにやられてました。
しかし、まあ以前と同じ目に遭ったとはいえ、あの時とは経験値ってヤツがやっぱ違ってます。
ちゃんと、ヤバさを最初に悟ってペース配分して歩けましたし(多分、上手くスピード落とさなかったり休憩取らなかったりしたら、途中で倒れてました)水も多めに用意してたし、何より、この暑さに耐える登山。去年の南アルプス縦走記…北岳から降りてきたあの日に比べれば、まだまだ行けるでって感じで、ちゃんと歩き切れる自信は最初からありました。老獪(いい意味で、いい意味でですよ)に登山をこなせるようになってきました。
まあ、ホンマに経験値があったら、そもそもこの程度の暑さにビビらない。ヤバそうなら撤退するっていうのが、正しいんでしょうけどね。
そんなこんなで、なんとか、歩き切りました。今年の大型登山は、コースタイムにゆとりをもって計画してるので……多分……大丈夫でしょう。
皆さんはゆとりをもって、楽しい登山を……。