まあ、行けたんですけどね。どうだったかは、まだ秘密
今日は登山口到達までの一連をまとめます。
有名な急登、北岳白根御池からの通称、草すべり
↑いや、雲一つないやん。未だ出し惜しみすんの?
写真ではわかりにくいんですが、色とりどりの高山植物がこの坂一面に咲き乱れてます。
先週の水曜日だっただろうか…。
朝起きて、ベットの中からリモコンに手を伸ばし、テレビをつける…
丁度、やっていた天気予報…そこに現れた台風12号の文字…
次週の南アルプス登山に向けて、この週の頭から天気予報のチェックを続けている。
大丈夫…11号は北に行ったし、多分、それを追っかける感じで…
あ……
(これは28日の台風予報から)
いや、何このコース!(こんな逆走コースが決まったのは2、3日後ですが)
ってか、ちょうど南アルプス行こうと思ってた時に直撃やん!
一か月人が必死こいて準備していたのに、
この12号の野郎…この直前になって、いきなり現れやがった!
膝から崩れ落ちる…
いや、まだベットに寝転んでたから、実際に膝から崩れ落ちる事は無いのだが
この時の私の心境は確かに膝から崩れ落ちていた。
さて、困った…もう、休みは取ってしまっている。
変更できなくは無いが、この土壇場で予定変更はかなり多方面へ迷惑が掛かる。
っていうか、そもそも、また別の日に休みをとれるほど甘くない我が会社…。
とにかく、本当に無理なのか…自ら立てた、予定を省みることにする。
当初の予定…
土日と休みを3日…
28日…夜行バスで大阪出発
29日…バス、甲府駅に到着7時くらい
そこから登山バスに乗り2時間
北岳登山口である、広河原インフォメーションセンターへ
そこから、徒歩約2時間30分、中腹の白根御池小屋で宿泊(予約済)
30日…白根御池を出発、北岳肩の小屋を経て北岳山頂を通過。5時間前後の徒歩
北岳山荘(9人以下は予約不要)で宿泊
31日…北岳山荘と間ノ岳をピストン。3時間。そのまま広河原へ下山。そのまま甲府
のホテル(予約済)でゆっくりして、8月1日に関西へ帰る…
うむ。我ながら、素晴らしく、のんびりゆるゆるの計画。いいんです。素人ですから、安全第一…。何より、何か急な予定変更になったら、これくらい余裕があるプランの方が修正しやすいですからね。
が…台風となると修正どころか、そもそも登山口までたどり着けるかどうかも分からねえ…。
悩んだ結果…少し様子を見ることにしました(←仕事の出来ない男の得意技、必殺結論先延ばし)
そして…問題の28日土曜日がやってくる。
案の定、台風直撃…南アルプス林道バスが無期限で運休。しかし…
台風の速度が速まったのか、コースが変わったのか、関東甲信越は28日夜の間に通り過ぎてそう。
まあ、今回の台風は東から西へ動くという、通常ではありえないコースを通ってるから、通り過ぎたら安心という事は無いんでしょうが…
これ…29日中に甲府に行ければ…そして、バスが動き出してくれれば…
ワンちゃん登れるんじゃね?
(もちろん、山小屋やインフォメーションセンターに充分登山道の安全を確認したうえでです)
こっから下、プランはめんどくさいんで読み飛ばし可能。
と、言う事で変更プラン1
30日に登山開始…ただし登山バスが動いているか分からない。仮に朝一から動いているして…バスで広河原登山口に行き、この日は、白根御池を通りこして、一気に北岳登頂、そのまま北岳山荘で泊まる。後は、当初のプラン通り、
31日に間ノ岳ピストンで下山。そして、甲府のホテルに一泊(予約済)
1日に帰る………
プラン2、登山バスが30日の昼前くらいに動き出した場合
30日…12時くらいまでに広河原にバスで到着。予約を変更して白根御池に宿泊
1日……間ノ岳ピストンして、一気に下山して帰る(次の日仕事だけど)
最終手段プラン3
30日…バスがこの日動かなかったら、甲府にもう一泊
31日…朝一にバスが動いていると仮定(間ノ岳も行くならこれがデッドライン)。一
1日……間ノ岳ピストンして、一気に下山そのまま帰る(次の日仕事だけど(泣…)
とりあえず、甲府まで行ってみるか…
31日にバスが動いてなかったら、ほうとうと身延饅頭食って帰る…よし…。
そして、事態はゆっくりと動き出す…
28日昼頃、台風直撃、29日朝にかけてゆっくりと、関西に近づいてくる予報。
夜行バスの会社の予約センターに電話したら「今の所、運行予定だが、天候次第でどうなるか分かないから、車庫に直接電話してくれ」との事。
案の定、車庫に電話したら「予約センターに電話で聞いてくれ」と言われ、ブチ切れて(当然心の中で)、夜行バスはキャンセル…
なんか、運行の2時間前くらいでキャンセル料が変わるみたいやから、その時間稼いでるんだろうな…と。
結局バスが動いたかは分からんが、台風はちょうど28日の夜から次の朝にかけて関西に向かってきて、それにちょうど逆流する形で甲府に向かうバスには乗らんで良かったと思う。29日の甲府のホテルを予約して、この日は静かに眠りについた。
で……
29日朝、ちょうど、神戸は台風のまっただなか…JRは止まっていたが、もう少しで台風は通過してくれそう。神戸は思ったより被害は少なく、電車もすぐに動き出した…(それでも、動き出してすぐ、人身事故で遅れてたけど)
天候的には、30日以降…の北岳…一応行けるな……。
そして、南アルプス登山バス情報を見ると、29日の9時の便から運行再開とある!!
バス動き出したで!!
よし、行けるで、プラン1や!
ずっと、やきもきしながら登山情報のチェックをしていたのでここで本当に一安心する。
ただ、一つ不安な点がある。
山梨県の天気が台風を過ぎた後もどうも安定していない。
今回の逆走台風…通過後の影響もさっぱり目測がつかない。
もしかしたら、登っても良い景色が見られないかもしれない…そう、奥穂高の時のように。
やっぱ、せっかく行くのに景色が見れないのは辛いよなあ…
と思い…さらに予定を変更。
1日を予備日にとっておいて、31日も北岳山荘に泊まる!
天気が悪かったら、予定を後に倒して再度登頂。
まだ、キャンセル料が発生しないからと、せっかく取った宿をキャンセル…まあ、台風のせいでもあるしね…
(ここで、いらん気を回さなければ良かったと…)
そんなわけで、神戸を出発
新幹線やら特急しなのやらを乗り継ぎ……
あ、高ボッチ高原に山賊焼き、ゆるきゃんっぽい感じになってきましたね。
甲府でホテルに行くとき、閉店してたけど、身延饅頭屋さんもありました。
↓車窓から。
なんか、八ヶ岳っぽい山に虹がかかってて綺麗だったんですが、写真が無かった…
でも地図とか見ながら電車に乗ってると、名だたる名山が至る所に見える…
山梨も岐阜や長野級の登山県なんだなーと。
甲府駅前の信玄公…英雄やなあ…←小並
まだ、空はすっきりとしない…
一先ず、予約していた安宿に荷物を置き、腹ごしらえに…
食べた事無かったので、ほうとうを注文…
ゆるきゃん△、ゆるきゃん△。
馬刺しのセット、ビールをつけて3000円弱の観光料金(地元の人はあんまり店でほうとうを食べないとの噂)…高山で食った飛騨牛丼よりコスパはいいな。
うん…おいしい…
馬刺しとか、初めてやったけど、結構いけた。
んだけどね…
明らかに一人分の量じゃない!これ、2、3、にんで頼むヤツちゃうの?また、ボッチに厳しい値段設定?
かぼちゃ半分、さといも2個、ジャガイモ1個分くらい、そして親の仇のように入ってるほうとう、ゴボウ、山菜、キノコ、といった繊維質もたっぷり…
うん。おいしいんだよ。本当に。
けっこうな値段払って残すのもアレなんで、根性で食い切りました。←おいアホ
は、腹が苦しいい……っていうか、もう気持ち悪い…
おい。明日登山やぞ。北岳やぞ。大丈夫か?
多分、方角的に北岳だと思う…
ホテルへの帰り道で西の空に見えた。
明日は晴れますように…
明日いるものをコンビニで買い物…
っていうか、腹が苦しくて朝ごはんとか昼飯とか買う気が起こらない←さらにアホ
でも買っとかないとヤバイやろうなあ…
そんな感じで色んな不安を抱えながら←半分くらい自分のせいやん
次の日の4時半甲府駅出発とかいう、高レベルなバスに乗るべく、私は宿のベットで静かに目を閉じた。
さて、登山前までのメンドくさい、あれこれはこれで終了。
次回からいよいよ、南アルプス登山編が始まります。
天の声 「気になってるんだけど、8月1日帰ってくる予定なのに序章が1日の朝にアップしてね?」
ま、まあ、それもおいおい……
天の声「…」
そう、俺は今回学んだ
2.登山の前日に、食べ過ぎてはいけない。←救いがたいアホ
つづく